2011年03月29日(火)
今朝、新聞を見ていたら東海、東南海、南海地震についての小さな記事を見つけました。
記事では「気象庁が東日本巨大地震で連動して起きたのだから、東海、東南海、南海地震が
連動して起きる事は不思議でないとの認識を示した。」
とありました。
東海地方に住む僕らにとっては見過ごす事の出来ない記事です。
東海、東南海、南海地震はプレート型地震で100〜150年周期でほぼ同じ場所、同じ規模で
発生しています。
最新のものは、1944年(昭和19年)12月7日に、紀伊半島南東沖を震源として発生た
M7.9の昭和東南海地震。
2年後の1946年(昭和21年)12月21日には、和歌山県潮岬南南西沖を震源として発生した
M8.0の昭和南海地震です。
この二つの地震の時は東海地震は連動していませんでした。
東海地震は1854年(安政元年)に起こったM8.4 の安政東海地震が最後です。
つまり、東海地震は最後の発生から既に157年も経過しているのです。
今、発生してもおかしくない状態が続いています。
その東海地震と連動して東南海、南海地震が起きれば、今回の東日本大震災と匹敵、
もしくはそれ以上の規模の被害が出る可能性があります。
政府は1978年に「大規模地震対策特別措置法」を制定し、その中で静岡県下を中心とした
「地震防災対策強化地域」を設定し、体積歪計やGPSなどの観測機器を集中して設置するこ
とで世界でも例を見ない警戒宣言を軸とした「短期直前予知を前提とした地震対策」
をとる事になりました。
短期直前予知は緊急地震速報とは違い地震発生前の前兆を捉え地震の発生を予知する
ことです。
前兆とは震源域のプレートの一部が地震の発生前に剥がれ、ゆっくりと滑り動き始めると
される現象で前兆すべり(プレスリップ)と呼ばれています。
実際に1944年の東南海地震の際は震源域で2〜3日前から、非常に顕著な前兆すべりが
観測されていました。
前兆すべりを検出する為の装置「体積ひずみ計」は愛知県及び静岡県に既に数十カ所設置さ
れているようです。
この体積ひずみ計が地下の岩盤の動きを観測すると、東海地震観測情報が発表されます。
その後観測値の程度が大きくなり、前兆すべりである可能性が高まった場合には
「東海地震注意情報」が発表されます。
そして、さらに前兆すべりが強まると、地震防災対策強化地域判定会が招集され、データを
元に、それが大規模な地震に結びつく前兆現象であるかどうかを緊急に判断します。
判定会での検討結果を受け、気象庁長官が「もうすぐ東海地震が起きそうだ」と判断した場合、
ただちに気象庁長官はその旨を内閣総理大臣に「地震予知情報」として報告し発表されます。
但し、この前兆すべりは地震発生前に必ず起きるわけではないので、100%予知することは
不可能ですが、もし東海地震の予知が上手く行けば地震の被害を大幅に減らす事が可能です。
でも、予知も大事ですが地震対策も大切です。
天災は忘れた頃にやってくるとは限りません。
日常から、地震防災対策をしっかり考えて、準備をして置くことが被害を最小限にするために
は不可欠です。
2011年03月28日(月)
僕は競馬はやらないのですが、テレビ中継でGIレースなどを見るのは大好きです。
国際GIドバイワールドカップ(ダート2000m)は賞金総額1000万ドルの世界最高額レース。
1996年の第1回より数々の日本名馬の挑戦を退けて来たきました。
武豊も日本馬で4度挑戦していますが、最高順位は惜しくも2位でした。
そのドバイワールドカップでついに、ヴィクトワールピサ(騎手ミルコ・デムーロ)が
1着でゴールイン。
悲願の世界制覇を成し遂げました。
2着にもトランセンドが入り日本馬のワンツーフィニッシュの快挙です。
東日本大震災被災地の競馬ファンに最高のエールを届けてくれました。
この勢いで凱旋門賞も制覇だ!
2011年03月27日(日)
福島第一原発の1号機は運転開始からなんと、40年経っています。
古いから起きてしまった事故とは一概に言えませんが、
車や家だって40年って、相当です。あちらこちらガタがきます。
もちろん修繕などしているとはずでしょうが、
素人的には大丈夫?って思ってしまいます。
原発は元々30〜40年の運転を想定して作られているようですが、
きっと国内には福島原発以外に沢山古い原発があでしょう。
そういった、古い原発への対策もこれからの急務となると思います。
2011年03月25日(金)
センバツも今日で3日目になります。
今大会は東日本大震災のため一時は開催も危ぶまれましたが、予定通りの開催となり球児達の
夢が壊されずに良かったです。
今回の最注目校は昨春の選抜大会準優勝、秋の明治神宮大会を制した日大三です。
エースの吉永は安定感抜群で、打線の繋ぎ、破壊力も超高校級で優勝候補筆頭です。
次に気になるのは鹿児島実業、明治神宮大会では日大三に苦杯を飲まされたものの、
昨夏の甲子園を経験した選手が多く残っており、
エースの野田が好投できればかなり期待できます。
近畿の天理・履正社も投打のバランスが良く注目です。
履正社は主砲の怪我の回復具合がポイントか。
東海は大垣日大、静清共に頼れるエースの出来がポイント、
大垣日大は昨夏甲子園で活躍した葛西投手の調整が順調にいけば
日大同士の決勝も現実味が湧く。
震災地の東北高校は大黒柱のエースが良い、被災地に勇気を与えるプレーで大物食い期待。
僕の一押しは九州国際大付属高校、打線の破壊力は抜群で初戦の1イニング3本塁打は
そのスケールの大きさを感じます。
投手の出来しだいでは優勝も視野に入るかな。
まーこんな感じで見てます。
2011年03月24日(木)
昨日、東京都水道局金町浄水場の水道水から乳児の摂取基準の約2倍に当たる
放射性ヨウ素が検出された事で、東京都は東京23区と武蔵野など5市に対して、
乳児が飲むのを控えるよう要請しました。
新聞ではこの発表直後から、都内のスーパーなどに客が殺到し、5分でミネラルウォーターが
売り切れたとか。
そんな状況を知らずに帰宅した僕は、夜中に大学の同級生からのTELを受け、
東京の水道水からの放射能物質検出の事を知らされ驚きました。
彼は、東京で小児科医をしていますが、震災以降の物資不足で大変苦労しておりました。
そこに来て今度は水がない。
東京都は乳児のいる家庭に550mlのペットボトル3本を配布するようですが、
彼の病院にはそういった行政からの支給はないみたいです。
もちろん、業者からの水の納品も不可能で困り果てていました。
小児科病棟なのに水が全く手に入らない状況の様でした。
それで、僕の住む名古屋でどうにか水が手に入らないか頼まれました。
僕以外にも全国の沢山の友人に助けを求めていました。
僕はすぐに近所のスーパーに行きましたが、既にミネラルウォーターは売り切れ、
それで、職場近くのコンビニに行ったところ数ケース在庫があると聞き、
事情を説明して譲って頂きました。コンビニの店長さんには感謝感謝です。
たぶん必要量には全然足りないと思いますが、
僕以外の友人達も頑張って調達していると思います。
福島原発事故の影響が少しずつ広がっています。こんな時だからこそ助け合って、
困難を乗り越えて行きましょう。