2007年03月03日(土)
今年初の晩白柚です。
数年前に知人から頂いたのが晩白柚との出会いでした。初めて見たときにはその大きさと重さに度肝を抜かされましたが、それ以来おみやげで人にあげたり家族で食べたりしています。隣の小さいのは日向夏(ひゅうがなつ)です。日向夏は宮崎県原産で1820年頃、宮崎市の真方安太郎の邸内で偶発実生として発生したようです。親は不明ですが、柚とぶんたんとの雑種のようです。5〜6月が最も美味しい時期で、外観の色が良く、果肉は甘酸っぱくて美味しいです。包丁で皮の色がついた部分だけむいて、アルベド(内側の白い部分)をつけたまま、砂糖をかけて食べると最高においしいです。
とにかく晩白柚は大きいです。3〜4kgはありそうです。それもそのはず、なんと世界最大の柑橘類だそうです。原産地はマレ−半島です、台湾で農業技手で植物研究家であった島田弥市(しまだやいち)が発見し、昭和5年鹿児島柑橘研究所、昭和10年に熊本県の果樹試験場に導入され、急速に一般農家にひろまっていったそうです。
結構外皮が分厚く皮をむくのは一苦労ですが、とても良い柑橘系香りがします。
果肉はみずみずしくてぷりぷりしています。ほどよい酸味と甘みが最高です。是非試してみて下さい。お勧めです。