院長ブログ

名古屋市中区で美容外科を経営する院長の本音。

新たな駐車対策法制は、良好な駐車秩序の確立と、警察力の合理的再配分を目指すものであり、大きく分けて二つの柱を内容としています。
○ 放置車両についての使用者責任の拡充
車両の使用者の責任を強化し、放置駐車違反について運転者が反則金の納付をしないとき等は、公安委員会は、車両の使用者に対して放置違反金の納付を命ずることができることとします。 さらに、放置違反金納付命令を繰り返し受けた常習違反者には、一定期間、車両の使用が制限されます。放置違反金を滞納して公安委員会から督促を受けた者は、滞納処分による強制徴収の対象となります。また、放置違反金が納付されなければ、車検手続きを完了することができなくなります。
○ 違法駐車取締り関係事務の民間委託
放置車両の確認と標章の取付けを、警察官又は交通巡視員に行わせるほか、民間に委託することができることとするなど違法駐車取締り関係事務の民間委託の範囲を拡大します。

と、なんだか難しくアナウンスされますが、要はドライバーにはかなり厳しい新制度になるよーってことです。
特に恐ろしいのが、民間監視員による違法駐車の取り締まり。今までは警察官が違反車両にチョークで印をつけ30分程度の確認の末、輪留めやレッカーとなっていましたが、新制度では、運転者がおらず、放置が確認できた時点で証拠のデジカメ撮影とステッカーを貼る模様です。急患の往診で路駐することや、トイレに行きたくなりコンビニ前に路駐することもあると思います。そんな、やむを得ない理由があった場合は、違反金の納付命令が出る前に弁明書を公安委員会に出せる制度もあるみたいです。猫も杓子もみんな弁明しそうですけど!
あと、これまでは違反しても反則金を納付しない人は沢山いました。平成17年度では違反者のうちの約27%もの人が反則金を支払っていません。 なんかこの数字を見ると支払う方が馬鹿みたいですよね、でも今回からは逃れられません。なぜなら違反車両の車検が通らない「車検拒否制度」なる制度が導入されるからです、これで逃げ得は許されなくなるかも?・・・でも、その車売ってしまえば関係ないのかな?・・・

監視員は、警察官OBなど経験者もいるみたいですが、ほとんどが取り締まり経験のない一般の人みたいで、初めはいろいろと不手際やトラブルがありそうですよね。ちなみに、監視員は「みなし公務員」にあたるため、違反者が文句を言って業務を妨げれば公務執行妨害に。「ちょっと見逃してよ」と現金のやり取りをすれば、贈収賄が成立します。気を付けましょう。

民間駐車監視員の制度は新しいビジネスチャンスと期待し参入する企業が多いので、会社の収益のために、駐車違反の乱発が懸念されますが、どうやら業者への委託料は違反件数に関係なく一律で決まっている模様です。良かったよかった!
既に警察署ごとに取り締まり路線、重点時間帯を、ガイドラインとしてまとめています。サラ美容外科の最寄りでは名古屋市中区錦3丁目(いわゆる錦三)の繁華街が取り締まりの重点地区に上げられています。当院にこられる患者様もお車でお越しの際はご面倒でも、お近くの駐車場をご利用されますようお願いします。


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