院長ブログ

名古屋市中区で美容外科を経営する院長の本音。


美容クリニックのウェブサイトに掲載されている、いわゆる「ビフォーアフター」写真。

厚生労働省は、こうした写真のほか、「芸能プロダクション提携クリニック」や

「キャンペーン今だけ○○円」などといった表現を、ウェブサイト上に掲載することを禁止

する方針を決めた。

プチ整形や脂肪吸引など、美容クリニックのウェブサイトに掲載される、施術前とあとの様子

を写した、いわゆるビフォーアフター写真。

街の人は、「なかなか写真通りにはいかないかな」、「(写真のように)なれるとは思わないけど、

参考にはなるのかなと」と話した。

厚生労働省は、これまで規制の対象になっていなかったウェブサイト上での記載内容

について、規制する方針を決めた。

美容外科・北村クリニックのウェブサイトには、「えらが張っていて男っぽい印象でした」、

「ナチュラルなフェースラインで、卵形のかわいい顔になりました」と、施術前後の比較写真

が掲載されている。

美容外科・北村クリニックの北村義洋院長は「これは私どもの雑誌用の広告です。

雑誌に関しては数年前から、ビフォーアフターの写真に関しては、一切禁止ということに

なっています」と話した。

医療機関の広告は、医療法で厳しく制限されていて、雑誌広告などでは、現在、比較写真や

体験談などの掲載も禁止している。

厚労省は、2012年度中に、これまで対象に含まれていなかったウェブサイト上の掲載も、

禁止する方針。

美容外科・北村クリニックの北村義洋院長は「これは、ごくオーソドックスにやっている、

切らないでやる二重まぶた手術の術前術後。写真があった方が、わかりやすいというのは、

これは確かだと思います。病院によっては、手術前のビフォーの方をなんとか貧相に撮って、

術後のアフターをきらびやかに撮って、差を見せつける。そのへんを厚労省は問題にしている

のであろうと」と話した。

内閣府の調査によると、クリニックを選ぶ際、3人に1人が体験談、5人に1人が施術前後の写真

が決め手になったとしているが、今回、厚労省が規制に乗り出したのは、そうした宣伝に関

するトラブルの増加にあった。

国民生活センターに寄せられた美容クリニックの宣伝などに関する相談件数を見ると、2010年

は、5年前に比べて2倍近くに増えている。

国民生活センターの清水碧里さんは「美容医療サービスについて、毎年たくさんの相談が寄

せられているのですが、最近は、インターネットで『ホームページには手術代が約6万円と書

いてあった病院に行ったところ、最終的に、総額約70万円の手術を承諾してしまった』と」

と話した。

街の人は、こうした規制に、「見た目とかそういうのは、言葉で伝えるのは難しいから、写真

は大事だと思う」、「誇大広告が本当にあるんだとしたら、なくなった方がいいと思いま

すけど」と話した。

多くの体験談とあわせ、施術前後の写真をウェブサイト上に掲載している大塚美容形成外科の

石井秀典院長は、今後の対応について、「ビフォーアフターの写真を載せるのは、説明する

意味では非常に大切だと思うが、それを超えてしまっているかなと思われるクリニックは、

確かに見受けられます。野放しだったと思います。厚生労働省で認められた中で、広告活動

をしていく分には問題ないと思うので、患者さんが誤認識というか、そこに至らないような広告

であれば、問題ないと思いますけども」と話した。(Fニュースより)



美容外科に限らず医療機関の広告規制は従来から非常に厳しく規制されていましたが、

それは、雑誌や交通広告のみで、ネット上の広告はまさに無法地帯でした。

ビフォアーアスターを巧妙に見せるクリニック、芸能人、モデル御用達等、

消費者を惑わすキャッチフレーズ。

医療機関と言えど自由競争の原理から、少しでも患者様を呼べる様に努力するのは当然です

が、そこにはモラルが必要です。

モラルが守られないグループには法的に規制しましょう。ということになってしまいます。

嘆かわしいことです。

術前術後の写真は医療機関選びの重要な要素となっていただけに、

最終的には患者様のデメリットになるのではと危惧しております。


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