2016年06月20日(月)
現在、新たに開院するクリニックの70~80%が電子カルテを導入しています。
特に都市部では100%に近いといわれています。
また、既存のクリニックも紙カルテから電子カルテへの変更が進んでいます。
普及率は大規模病院で約70%、中規模病院34%、小規模病院16%、診療所27%
となっています。
電子カルテは何がそんなにいいのでしょうか?
メリットは
コスト削減
時間短縮
業務の効率化
医療の安全性向上
説明のわかり易さ
ではデメリットは
情報の流出
情報の紛失
システムの故障
サイバー攻撃
でしょうか、
欧米では医療機関の個人情報漏洩やサイバー攻撃が多発しているそうです。
何のためにハッカーは病院を狙うのでしょう?
電子カルテには人には言えない、心身の問題や悩みなどプライベートな個人情報が大量に保管されています。その情報はおそらく通常の個人情報より高値で取引されるでしょう。
また、ハッカーは病院のシステムをハッキングして患者データへのアクセスを遮断してしまう事も出来ます。
病院はカルテを見られず、まともの診療が出来ません、患者の命が危機に瀕してしまいます。そうなると病院側はハッカーのいいなりです。
現にその様な事件が海外では何件もおきているそうです。怖いですね。
幸い日本ではまだ起こっていないようですが・・・
更に、電子カルテよりも恐ろしいのは医療器機のハッキングです。
悪意ある犯人の医療器機操作で容易に人の命が奪われてしまう危険性があります。
もう一つハッカーが医療機関を狙うのは理由は、医療機関のセキュリティーシステムが脆弱で専門的な人間が管理をしていないからです。
特に日本の医療機関の甘いセキュリティー対策では今後、容易にハッカーの餌食になってしまいます。
ただ、セキュリティーを強固にしても結局鼬ごっこですが、
そもそも、現在の日本の医療体制では電子カルテは必須ではありません。
紙カルテでも特になんら問題なく医療が行えます。
そして、今回、私の主張したい事は
「当院は電子カルテを導入しておりません。全て紙カルテです。」
と言う事です。