院長ブログ

名古屋市中区で美容外科を経営する院長の本音。

スカーガード(scarguard)

スカーガード(scarguard)


傷跡を綺麗にするための、塗り薬です。傷の治りは個人差や部位による差もあります。ケロイド体質で傷が赤く盛り上がってしまう方や、ケロイド体質でなくても、全胸部や上腕外側等の傷は太く盛り上がってしまうことがあります(肥厚性瘢痕)。こういった傷の目立ちを予防するために、従来よりマイクロポア(3M)等のテープを創面に貼って、圧迫効果で肥厚性瘢痕を予防しています。スカーガードはそれに変わる予防&治療方法として期待されています。スカーガードのベースはコロイディンで、その中にステロイド、シリコン、ビタミンEと、ケロイドに効果があるとされる3つの成分が配合されています。コロイディン自体が肥厚性瘢痕形成の防止作用があります。液状のコロイディンは、皮膚に塗布すると、乾燥してフィルム状になります。これが、テープのように、創面を軽く圧迫固定して、ケロイドの消退を促すと考えられています。スカーガードは1日2回朝晩に塗布します。前に塗ったものを剥がしてから塗っても、重ね塗りしても良いです。新しい傷には抜糸後1週間から10日後から使用し始めます。古い傷にも使用可能ですが、効果は新しい傷の方が良いようです。

追記 スカーガードの新製品スカーガードMDが発売されました。


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