ボトックスを皮下に注入することで交感神経の刺激伝達をブロックして汗腺の働きを弱めることができます。これにより、汗の量を減らし、多汗症やワキガを防ぐことが可能です。汗腺を取り除くわけではないため、効果は永続的なものではありませんが、約半年位の間は汗の量を抑えることが可能です。
診療詳細
ワキガ・多汗症の発生メカニズム
ワキガのあの嫌なニオイは、アポクリン汗腺や皮脂腺からの分泌物に含まれるタンパク質や脂肪酸などが、皮膚表面に繁殖する細菌により分解されることで発生すると考えられています。中でも主要因とされるのはアポクリン汗腺からの分泌物です。アポクリン汗腺は皮膚の深い部分、脂肪組織からなる皮下組織に位置し、毛穴を通して乳白色の粘り気のある液体を分泌します。液体の成分は、中性脂肪・脂肪酸・蛍光物質・色素など。これらが、ニオイと汗ジミの原因と考えられています。アポクリン汗腺はわきの下や外耳・乳輪周囲・外陰部・肛門部の周囲など、硬い毛の生えている限られた部分に発達しています。その腺体はエクリン汗腺の実に10倍もあり、大汗腺と呼ばれています。アポクリン汗腺はエクリン汗腺と違って機能的な役割はほとんどなく、緊張したり、興奮した時に交感神経の働きによって分泌されます。 また、アポクリン汗腺も含めて、汗の分泌量が多い状態を多汗症と言います。何ミリリットル以上の汗をかくから多汗症というものではなく、自覚的な要素の多い病名ということになります。 これらの症状は、汗腺の除去、または、働きを弱めるという方法で治療をいたします。
施術方法
脇にボトックスを注射することで、汗腺の働きを弱め汗の量を軽減させます。
10ヵ所程度点状に注射する方法と、2~3か所から長い針を使用してワキの皮下全体に薬品が入るように面で注射する方法があります。お費用は同じです。
メリット | 傷がつかない。 治療時間が短い。 通院がいらない。 腫れ内出血がほとんどない。 痛みが少ない。 当日からシャワー可。 |
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デメリット | 汗腺を取り除くわけではないため個人差はありますが、半年位で効果が減少してしまいます。 |
施術時間 | 施術は約5~20分で終了します。 |
腫れ | 腫れはほとんどありませんが、稀に内出血が出ることがあります。 |
傷 | 傷は残りません。 |
通院 | 必要はありません。 |
洗顔・メイク | 洗顔、メイクは当日から可能です。 |
シャワー・入浴 | シャワー、洗髪、入浴は当日から可能です。 |
アフターケア
当院ではお電話による受付を行っておりますので、なにか不安を感じても対応いたしますので安心です。
施術スケジュール
1 | 手術当日 | 洗髪、洗顔、メイク、シャワー、入浴 |
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