傷は約10mmで目立ちません。女性でも安心してお受けいただける手術です。
診療詳細
ワキガ・多汗症の発生メカニズム
ワキガのあの嫌なニオイは、アポクリン汗腺や皮脂腺からの分泌物に含まれるタンパク質や脂肪酸などが、皮膚表面に繁殖する細菌により分解されることで発生すると考えられています。中でも主要因とされるのはアポクリン汗腺からの分泌物です。アポクリン汗腺は皮膚の深い部分、脂肪組織からなる皮下組織に位置し、毛穴を通して乳白色の粘り気のある液体を分泌します。液体の成分は、中性脂肪・脂肪酸・蛍光物質・色素など。これらが、ニオイと汗ジミの原因と考えられています。アポクリン汗腺はわきの下や外耳・乳輪周囲・外陰部・肛門部の周囲など、硬い毛の生えている限られた部分に発達しています。その腺体はエクリン汗腺の実に10倍もあり、大汗腺と呼ばれています。アポクリン汗腺はエクリン汗腺と違って機能的な役割はほとんどなく、緊張したり、興奮した時に交感神経の働きによって分泌されます。 また、アポクリン汗腺も含めて、汗の分泌量が多い状態を多汗症と言います。何ミリリットル以上の汗をかくから多汗症というものではなく、自覚的な要素の多い病名ということになります。 これらの症状は、汗腺の除去、または、働きを弱めるという方法で治療をいたします。
手術方法
わきの下の有毛部の腕よりの際を1cm程度切開し、専用の吸引器具を挿入しアポクリン汗腺を中心に吸引除去します。
傷を抜糸がいらない様に縫って終了です。
メリット | 傷が目立たない。 通院がいらない。 腫れ内出血が少ない。 痛みが少ない。 翌日からシャワー可。 |
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デメリット | 反転剪除法に比べ効果が劣る。 48時間わきに固定がつきます。 |
手術時間 | 手術は約50分で終了します。 |
痛み | 手術中は麻酔が効いているので痛みは感じません。手術後についても痛みはほとんどなく安心です。 |
麻酔 | ![]() ![]() |
腫れ | 腫れはほとんどないか、軽度で目立ちません。 |
傷 | 1cm傷であまり目立ちませんが、初めは赤く見えます。 |
通院 | 必要はありません。 |
洗顔・メイク | 洗顔、メイクは当日から可能です。 |
シャワー・入浴 | 洗髪は当日から、シャワーは患部を避けて翌日から、入浴は1週間後から可能です。 |
アフターケア
当院ではお電話による受付を行っておりますので、なにか不安を感じても対応いたしますので安心です。
施術スケジュール
1 | 手術当日 | 洗髪、洗顔、メイク |
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2 | 翌日 | 患部を避けてシャワー |
3 | 7日後 | 入浴 |