脂肪注入法は、脂肪吸引の技術を応用し、ふとももやおなか等の気になる部分から脂肪を集め、その脂肪をバストに注入してバストアップを図るというもので、「下半身は太いのに胸は小さい」あるいは、「バッグ等の異物を使用するのに抵抗がある」という方に適した方法です。
脂肪吸引と同時に行いますので、バストだけでなく全身のスタイルを整えるという意味において、まさに一石二鳥の手術といえます。手術は、まずシリンジ法という特殊な脂肪採取方法を用いて注入に使用する脂肪を採取します。さらに広い範囲の脂肪吸引を希望される方は続けて各種脂肪吸引方法を用いて脂肪吸引を行います。採取した脂肪は不純物を除去し、特殊な注射器に移し替え、皮下、乳腺周囲、乳腺下、大胸筋下に少量ずつ注入して形を整えて行きます。注入された脂肪はこの部位の組織として生着します。約1ヶ月で状態は安定し、生着しなかった脂肪は自然に吸収されます。生着率は個人差や注入方法により差があります。
診療詳細
手術方法
注入用脂肪の採取方法
低陰圧シリンジ法にて、脂肪細胞を傷めずに注入に使用する脂肪を採取します。さらに痩身目的の脂肪吸引を希望される方は続けて各種脂肪吸引を行います。
傷口にはスキンプロテクターを使用し、カニューレによる皮膚の損傷を防ぎ、傷を目立たなくします。
注入部位
特殊な注射器で皮下、乳腺周囲、乳腺下、大胸筋下に少量ずつ注入します。分散して注入する事でしこりが出来にくく生着率も高まります。
メリット | 自分の脂肪を使うので、安全性の高さが最大のメリットです。 脂肪吸引と同時に行えますので、バストだけでなく全身のスタイルを整えるという意味において、まさに一石二鳥の手術といえます。 |
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デメリット | 注入された脂肪の生着率には個人差があります。 |
手術時間 | 手術は、約90分で終了します。 |
痛み | 手術中は、安全性を考慮して3種の麻酔を併用します。また、術後にも痛みをコントロールいたしますので安心です。 |
麻酔 | 硬膜外麻酔、静脈麻酔、局所麻酔を併用します。 |
腫れ | 胸の腫れは1~2週間程度落ち着きます。脂肪採取部の腫れは1ヶ月で半分、2~3ヶ月でほぼ落ち着きます。 |
傷 | 脂肪を摂取する部分の傷口は、しわに合わせて切開いたしますので目立ちません。 また、注入の際には特殊な注射器で注入するため傷の心配はありません。 |
通院 | 2~3日後にガーゼ交換と、5~7日後に抜糸のための通院が必要になります。 |
洗顔・メイク | 当日から可能です。 |
シャワー・入浴 | シャワーは翌日から傷口、固定部分を濡らさないように、固定除去後は傷口を濡らさないようにして浴びることができます。入浴は抜糸の翌日からになります。 |
アフターケア
当院ではお電話による受付を行っておりますので、なにか不安を感じても対応いたしますので安心です。
施術スケジュール
1 | 1週間前までに | 相談、診察、血液検査 |
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2 | 手術当日 | メイク・洗顔・洗髪可 |
3 | 翌日 | 傷口や固定部を避けてのシャワー可 |
4 | 2~3日後 | 固定の除去と傷口の消毒のための通院 |
5 | 固定除去後 | 傷口を避けてのシャワー可 |
6 | 5~7日後 | 抜糸の為の通院 |
7 | 抜糸の翌日 | 入浴可 |